strawberry time

 
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06
 
新しくなってから初めて赤坂ACTに行ってきました。
すごいね~別の街に大変身!って感じだったわ。
おまけにみんなオシャレで、私なんてかなり場違いな感じ。
非常にいづらかったです・・・
そのせいか、終わったら街探検もせずそそくさと帰ってきちゃいました(笑)。

それにしても・・・なんだって観にくい劇場だねー。
2階席からの観劇だったんだけど、階段に手すりとかもないし、恐いよーって思っちゃいました。
それから舞台前方に役者さんたちがくると見えないのね。
前のめりになったら後ろの人にも悪いし、そのままで諦めましたよー。とほほ。

・・・「かもめ」。原作を途中まで読んでやめました。
正直つまんなかったのよね。
なので、雑誌であらすじを読んで、最後の結末もどうなるのか知って、今日の観劇へ。

思ったよりも面白い舞台だったんじゃないかな~って思います。
チラシに書いてあるような“演技対決”はあんまり感じなかったけど、出演者皆さんいい味出して演技していたんじゃないかな。
この舞台、何を言わんとしてるのかまだまだ素人の私には分からないんだけど、それぞれの登場人物があまりに孤独で、観ていてとても痛々しく感じました。
芸術に翻弄されながらも、その孤独に打ち勝つことができなかったトレープレフ。
自ら孤独を選んで破滅に向かってしまうニーナ。
孤独であること感じまいと、美貌を上手く利用して錯覚しているアルカージナ。
有名作家と言われていても自分に一度たりとも満足がいかず空虚感を感じているトリゴーリン。
・・・どことなく常に悲しさが漂っているような、そんな舞台に感じました。
そのせいなのかなぁ。1幕ではかなり笑いも起きていましたが、逆に私は悲しくなってしまってね。
全然笑えなかったんですよね。笑いの奥にある悲しみを考えてしまったのです。


トレープレフを演じた藤原くん。
藤原くんの生の舞台を観たのは初めてでしたが、正直微妙でしたね~。
台詞があんまりよく聞き取れなかったです。
1幕は感情が高ぶってくると分からなかったし、2幕は淡々と喋ってるときも全く分からなかった。
1幕でかもめを殺して、狂っていく様の演技は上手いな~って思ったんですが、2幕最後ニーナとのやり取りの後の自殺に至るまでの演技がどうもね・・・
何より、何を言ってるのか分からないもんだから、そこまで追い詰められてしまったのか、と思ってしまったんですよね。
確かにね、一番認められたかった母親から最後まで否定され、愛するニーナは彼に会ったことで生きる希望を見出し、完全に彼を拒絶しちゃったわけだからさ。
生きる意味をも失ってしまったんだろうけど。
うーーーーーん・・・自殺してしまうような演技に思えなかったんですよね。

ニーナを演じた美波ちゃんが思った以上に良かったです。
1幕の、女優になるんだ!という初々しく純粋な眼をした少女が、2幕登場では破滅し落ちて、あの純粋さが全くなくなっていた・・・そんな感じでした。
良い意味で、あまりの変わりように驚いたんですよね。
そして台詞回しもとても良く滑舌がとっても良くて。
トリゴーリンを好きになっていく過程も上手に演じていたんじゃないかな~って思います。

で、存在感たっぷりだったアルカージナ麻実さん。
実はトレープレフと彼の母アルカージナの話ですよね、この舞台。・・・そう思いました、私。
最初のトレープレフのお芝居を完全に否定してしまうアルカージナ。
もうあの時 既に悲劇へ向かっていたんですね。
アルカージナはところどころ息子を思いやる場面もあるんだけど、息子は母にもっと愛されたい、認められたいと思っていたんじゃないかな。
だけどアルカージナの目は最後まで息子に向くことはなかった・・・
作家として注目を浴びてきた息子の作品を最後まで全く読まなかったんですものね。
トレープレフを破滅に追い込んだのは、結局はアルカージナ、母親だったのでしょう。
でも彼女はそんなことに全く気付かない。
そこにまたひとつの大きな悲しみがあったように思います。
麻実さんは綺麗で華があって、ドレスの着こなしなんかは本当お見事でした。
そしてどんな場面でも上品さを失わないすごさ。
はまり役なんじゃないかな。
抑揚のある台詞回しで、母として、女として、そして女優として、演じわけもさすがでした。

そしてトリゴーリン鹿賀さんも良かったです。
ニーナを破滅に追い込んだ男・・・彼はよく考えてみればひどい男なんだけれど、そんなふうに見えなかったりするところが鹿賀さんの演技力のすごさかな、って思いました。
ニーナが彼に恋していく場面、二人の会話がすごく印象的でした。
あの場面で彼が「破滅」という言葉を口にしたとき、あれが予兆になってしまうなんて。
あの言葉はニーナは理解していたのかなぁ・・・
彼もまた孤独の中にいた一人だと思うのですが、その孤独を消すために、女に走ってしまったんでしょうね。

で、小島さんのマーシャ。
彼女が喋るとどうにも棒読みにしか聞こえなくって、現実に引き戻されちゃったんですよね。
もう少しどうにかならなかったのかしらねー。
マーシャとしての雰囲気はとても良かったと思うんですが・・・
それって役がそういう役だからそんなふうに感じてしまっただけなのかしら。


そうそう。舞台が終わったときのあっけなさは非常に驚きました。
これで終わりなんだ・・・って感じでさ。
いえいえ終わりなんだろうな~とは思いましたけど、不思議な終わり方でしたね。
もう少し余韻に浸ってから、っていうか、幕を下ろすとか、なんかしてほしかったかな。
カーテンコールも見事なほどにあっけなかったぁ。
麻実さんと鹿賀さんの表情が印象に残りましたけど、他の人はわりと無表情な感じでした。
それからこのお芝居だったらもう少し小さな劇場でやった方がいいかも。
何故にここでやる?って思いましたもん。


面白かったわりには何気に辛口っぽいねー感想。
隣の人はこくんこくんとほとんどオネンネタイムになっていました。
好き嫌いが分かれる作品なのかもな~って観ながら思っちゃいました。
でも、色々考えさせられる舞台でもありましたよ。
今 若者に対してよく使われてる「キレる」という言葉をトレープレフを見ていて感じました。
誰にも認められず、孤独と闘い、そして生きる意味をも見失ってしまう。
そこにはいったい何が必要だったのか・・・
破滅してしまったニーナとの違いは何なのか・・・
また、親子の関係はいつの時代であっても切り離せないものなんだと感じました。
子供を無条件に愛すること、そして認めてあげること、それがどんなに大切なことなのか・・・
この舞台からのメッセージだったように思います。

この舞台の本当に意味するところはよく分からないけど・・・思うがままに感想書いてみました。
深く胸に刺さるような、心に残る重い舞台でした。


<キャスト>
トレープレフ・・・藤原竜也
トリゴーリン・・・鹿賀丈史
ニーナ・・・美波
マーシャ・・・小島聖
アルカージナ・・・麻実れい
ドールン・・・中嶋しゅう
シャムラーエフ・・・藤木孝
ポリーナ・・・藤田弓子
メドヴェジェンコ・・・たかお鷹
ソーリン・・・勝部演之



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Comment
2008.07.08 Tue 09:07  |  秋生 #yOtyNo9E
mihoさん、お久しぶりです。
めちゃ、ご無沙汰しましたi-229
私も、前日『かもめ』観てきましたよ~
それぞれ、存在感のある役者さんぞろいの舞台でしたが、
今回は、女優さんたちのほうが印象に残ってます。
藤原くんの演じるトレープレフは、母親に認められなかったこと、その母親の愛人に恋人を取られたこと、でニーナをあきらめ切れなかったんでしょうね。
う~ん、男ってナイーブだわ~
私も2階からの観劇でしたが・・・舞台までの距離=舞台との温度差、を感じました。
もう少し小さめの劇場で観たかったな~e-263

TBさせてくださいね♪
一日違い  URL  Edit
2008.07.08 Tue 20:57  |  miho #-
>秋生さん
本当にお久しぶりです。お元気でしたか?
秋生さんも「かもめ」観にいってきたのですね!
いつも観劇日が近いのに、ずれてるような・・・(笑)

やはり、もう少し小さめの劇場のがいいと感じましたか。
一人の台詞が長く、そんなに動きのある舞台ではなかったので、
もっと役者さん一人一人の表情など、心理描写を感じたいな~なんて思いました。

それでも役者さんたち皆さん、存在感ありありでしたね!

TB、ぜひぜひ♪
また秋生さんのブログにもお邪魔させてもらいますね。
お久しぶりです。  URL  Edit







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